CASE STUDY 48
PLACE

東京

OVERVIEW

技術事例

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電気錠とメタル。

電気錠と制御

車に訪れている電動化の流れは社会を変革させるインパクトがあります。これらは、30年前に本格的に始まったIT化の流れの最前線ということができます。MaaSやCASEといった社会的なイノベーションは加速する一方です。我々のように、そうしたことと無縁に感じられる仕事においても、電気通信関係の波は確実にやってきています。 たとえば、扉ひとつ、施錠ひとつ、屋内の空調管理ひとつとっても、IoTの流れはどんどん進んでいます。我々で言えば、門扉、機能門柱、扉といった品物に関して、既製品などを用いて我々が完成品としてご提供するアイテムにもIoTの流れは確実に押し寄せています。先日、そうした時代の流れと対応の難しさを痛感する出来事がありました。

電気錠取付と金属製品取付

それは、我々が手掛けた扉に電気錠を取り付け収めるという案件のことです。通常であれば、扉の施錠部分には鍵と取っ手をつけますが、この案件ではそれが電気錠であったのです。したがって、電気的な処理が必要となります。しかし、私たちには電気工事のノウハウがなく、基本的にこの部分は別の業者さんたちがプロフェッショナルとしている部分です。 当案件においては、この部分でのやりとりが難しく、弊社が電気状の接地と、実際の施工も行うことになりました。当然問題が起こります。簡単に言えば、電気錠が作動しなかったのです。この時にとにかく痛感したのは、原因追求の難しさです。

責任と信頼

今回使用した製品に関しては、JEM-A(ジェマ)規格と呼ばれる規格により相互の接続互換性は理論上保障されているものの、我々にも経験がなかったことからうまく稼働するかは判断が難しいものでした。それぞれのメーカーに実際の製品互換性の確認を問い合わせても、メーカー単位ですべての製品との互換性を調べることが難しいため、明確な回答は得難い。結局、電気工事が本業ではないアイチ金属が最終的な責任を負わなければならなかった点も、我々の反省点です。 しかしながらお客様の目線から見れば、扉に付随する機能と言う点で私たちに委託するのが自然な流れです。こうした案件が今後0になる、またはお受けしない、ということにしてしまえば、我々が変化する社会に適合していくというチャンスとチャレンジが失われます。これは、大きな収穫でした。現在私たちは、この電気関係の知見に関しての対策を進めています。どんどん可変する社会に必要不可欠な”金属加工業”のあり方が、そこには問われているのだと感じています。