CASE STUDY 33
PLACE

愛知

OVERVIEW

案件事例

ガラス屋根が支える家族の憩い。

家の外にソファを構える。この解放感は素晴らしいものです。一方で、ソファの汚れなどをどうするのかなどの心配はつきません。やはり屋根は欲しい。しかし、光を遮ってしまえば外にいるという最大の魅力が半減してしまいます。そこで、ガラスを採用することができれば、実はほとんどすべてが解決できます。しかし、単にガラスを採用すればいいわけではありません。 いつでもどこでも、不意の事故は起こり得ます。100%の防御は世界のどこをみてもあり得ませんが、基本的に大丈夫なのだ、と言えるくらいの強度の耐性を持つことは必須です。となると、金属の枠組においては破損の心配はないものの、あまりに重ければ落下の心配が付きまといますし、ガラスが貧弱であれば割れて下に落ちてくる心配が付きまといます。このどちらもクリアしつつ、初見で安心だと感じられる存在感を実現するためには、かなりの知見が求められるのです。

存在感のあるブラックメタルで。

ご覧いただけばお分かりのとおり、存在感のあるブラック仕上げのメタルが、窓枠でありながら、格子の意匠としても成立できるデザインとなっています。強度と軽さを両立させるための加工が施しており、下から見上げた時にも重々しさを感じさせません。外の空間は閉じた空間内ではないため、何を置いても物足りなくなりがちですが、メタル全体でしっかりとボリュームを出しており存在感が際立ちます。当然、屋根としての役割もあるため、強度には徹底してこだわりました。 仕上げに関しては、亜鉛防蝕処理を施した上での塗装をしています。通常外部で塗装仕上げは、錆止め塗装施した上での仕上げ塗装が一般的ですが、長期的に見るとそれでは十分ではなく、時間が経つと剥離や錆が発生する可能性があります。亜鉛防蝕処理(溶射)を行うことで、亜鉛による犠牲防蝕機能が加わり、かつ表面に細かな凹凸が出来上がるため、塗装がしっかりと噛み合い表面強度が格段に上がります。外の環境下に置いても、高い耐性を実現しました。

クリアなガラスで自然の光を取り込む

外光をたっぷりと楽しめるのはやはり外に設置されているからこそ。ガラスを用いたことで、その効果がより高まります。ガラスの向こうが青空ならば、メタルのブラックがより生えるでしょう。今回はガラス選びにもこだわりました。クリアさと頑強さを両立するために、特殊なガラスを用いています。たとえば、大きな雹が降ってきたとしても傷つくことはほとんどないでしょう。万が一割れたとしても、細かな破片になる構造のため、下にいる人々に大きな怪我を与えることはありません。むしろ、安全な場所のひとつとしてこの空間に集うことができるでしょう。 今回の案件は、「透過する」というガラスの機能を、シンプルかつ機能的に使用していることで、見事に用を満たしている好例だと言えます。格子にガラスという一見シンプルに見える構造だからこそ、存在感を高めるために用いられている工夫に見どころが満載です。メタル冥利に尽きるプロジェクトとなりました。